2009年04月02日
アイズオープン秘話?
こんばんは、アイズのマスターです
今日は木曜日、きっとゆっくりのスタートなので、何故アイズがBeer Pubなのかビールにこだわっているか、そんなお話にお付き合いください。
僕が、沖縄
にたどりついたのが10年前です。
沖縄に来て初めて付いた職がバーテンダーでした。
しかし、恥ずかしながら、当時の僕は、モルト以外のウイスキーや日本酒は勿論、ビールも苦手で、唯一美味しく飲めるのが、アルコールのやさしいカクテルでした
そんな僕が何故バーテンダーの職を選んだかと言うと、もともと、何かを造るのが大好きな性分で、それで誰かが喜んでもらえたら、なお良し。当時それが天職だと思いました。
自分の造ったカクテルをお客様が「美味しい」といって飲んでくれたときの、感動は今でも色あせることはありません。
カクテルを色々と造り、勉強していくうちに、やっぱり欲が出るもので、このカクテルの材料(お酒)にとっても興味を示すようになりました。
こうなると、気になって仕方がありません・・・・
・・・・中略・・・・
日本に帰ってきて、日本一のバーテンダーのもとで、修行を始めました。
本気で、僕の抜けていた基礎を1から学びました。
そんななか、カクテルの材料でもあり、日本人が一番飲んでいるアルコールが気になりました。
勿論ビール
そのときは、以前とは違い、色々なお酒も飲んで勉強し、ある程度の知識と味覚もありました。もちろんビールも結構好きになっていました。
ビール
成人で、お酒の飲める方なら、必ずと言ってもいいぐらい、一度は飲んだ事のある酒、そして、日本人がもっとも親しんでいるお酒
・・・だって、「とりあえず、ビール」
なんて少しかわった言葉が全国共通語として存在するぐらい。
しかしながら、このビール。
本当は凄いお酒だった事に気付かされます。
ビールの事をもっと詳しく、勉強しようとしたときに、1冊の本に出会います。
今では友人であり、師であり、仲間でもある、藤原ヒロユキ氏のビアマニア
http://www.tsutaya.co.jp/item/book/view_b_40154768.html
この本から、ビールへの期待と興味の泡があふれ出ていました。
読み終える頃には、さらなる興味が沸き、ビールの事がもっと知りたくなり、巻末にあった日本地ビール協会へ早速コンタクトをとりました。
・・・・長いので中略・・・・
ビアテイスター
ビアジャッジ
醸造学セミナー
リアルエールセミナー
ビアコーディネーター
様々なセミナーを受け、資格認定試験、コンペティション、ビアフェスティバル、色々な場面でボランティアをしているうちに、ビールはすでに、僕の生活の一部へと変わっていました。
そんななか、忘れもしない、ビアフェスティバルin大阪
僕の人生を左右する、出会いがありました。
ヤッホーブルーイング 石井敏之氏です。
http://www.yonasato.com/
いつもなら、協会ブースなどで、ビールのディスペンスや説明などを担当していましたが、そのときは違いました。
ヤッホーブルーイングのスタッフが1人欠員しているので、手伝ってくれないかとの要請。
僕は喜んで引き受け、ヤッホーブルーイングブースへ、
そこで、黙々とハンドポンプを引いていたのが、ヤッホーブルーイングのヘッドブリューワーであり、COOである石井さんでした。
丸一日、石井さんと色々な話をしながらお手伝いをしました。
リアルエールの事、アメリカのマイクロブリューワリーの事、今後のヤッホーブリューイングの事、
そんな話のなかで・・・
僕 「石井さん、決めました!! 僕は沖縄で、Cocktaill Barを経営しようと思っていましたが、Beer Pubを経営し、沖縄のみんなに石井さんが造ったよなよなリアルエールを飲んでもらいたいです。」
石井さん 「いつぐらいにやるの?」
僕「5年以内にはオープンしたいと思っています。」
石井さん 「そのぐらいだったら、まだ日本にいると思うからいいよ」
僕 「ありがとうございます。それじゃあ、その時は宜しくお願いします。」
・・・口約束・・・
それからとの僕は、約束のBeer Bar オープンに向けて行動を開始します。
・・・・ほんとに長いので・・中略・・・
・・・そして、約4年・・・・
ここ、沖縄県北谷町に自分の夢だった、
I's Public Ale House
がオープンしました
しかし・・
残念な事にオープン当初のアイズには、よなよなリアルエールはありませんでした
・・・口約束・・・
僕が一生懸命準備をしていとき、ヤッホーブルーイングも躍進して行きました。同時に、品質管理の徹底化や、差別抜きのこだわり。
地ビール、しかもリアルエールを空輸で沖縄まで送るルートは勿論、はたして、デリケートなリアルエールが沖縄までの長旅に耐えられるか? そして、トラブルがあった時に即座に対応出来るのか??
それらの、観点から、よなよなリアルエールの沖縄進出は見送られました・・・
・・・相当ショックでした・・・
しかし、僕も諦めずに、ハンドポンプを知人にお願いして購入。独学で、ハンドポンプの構造とメンテナンスを習得。ハンドポンプを設置する為の台座、及びシリンダーを空冷する為の冷蔵庫の改造の設計図を自分で書いたり。出来る事は自分で、願いしなければいけないことはお願いして。
いつでもよなよなリアルエールをアイズに迎え入れられるように。
その時です。
石井さんから連絡がありました。
石井さん 「来週、相澤(僕の旧姓)のPub見に沖縄に行くから、」
・・・・
内地で、ヤッホーブルーイングの小泉さんや、うしとらのお二人さん達が、石井さんに色々進言してくていたようでした。
彼らには本当に本当に感謝しています
・・・そして石井さんが、沖縄にやってきました
お店に入ってそうそう、ハンドポンプの設置状況の確認をされました。
そして・・・
石井さん「ここまで、見事にハンドポンプを組み付けているところは、今まで見たことがない。ここまで、やってくれているのなら、俺のよなよなリアルエール、相澤に託す」
その言葉を聴いた途端に、目頭が熱くなりました。奥さんは完全に泣いてました。・・・僕も泣いてたと思います
しかし、まだ輸送のリスクが解決した訳ではなく、
石井さん 「先ずは2樽送るから味見をしてみてくれ、流通テストをしてから、販売するかしないか決めよう。」
僕 「もしも、流通で、本来のよなよなリアルエールの味わいが損なわれるようでしたら、そのときは、僕もよなよなリアルエールは諦めます。」
だって、石井さんの魂のこもったよなよなリアルエール、本来の美味さで味わえないのであれば、造り手の石井さんには勿論の事、なによりも、よなよなリアルエール期待して楽しみにくれている。お客様に失礼だから。
・・テストの結果・・

言わずともね
今日もアイズの定番
よなよなリアルエールはいかがですか

今日は木曜日、きっとゆっくりのスタートなので、何故アイズがBeer Pubなのかビールにこだわっているか、そんなお話にお付き合いください。
僕が、沖縄

沖縄に来て初めて付いた職がバーテンダーでした。
しかし、恥ずかしながら、当時の僕は、モルト以外のウイスキーや日本酒は勿論、ビールも苦手で、唯一美味しく飲めるのが、アルコールのやさしいカクテルでした

そんな僕が何故バーテンダーの職を選んだかと言うと、もともと、何かを造るのが大好きな性分で、それで誰かが喜んでもらえたら、なお良し。当時それが天職だと思いました。
自分の造ったカクテルをお客様が「美味しい」といって飲んでくれたときの、感動は今でも色あせることはありません。
カクテルを色々と造り、勉強していくうちに、やっぱり欲が出るもので、このカクテルの材料(お酒)にとっても興味を示すようになりました。
こうなると、気になって仕方がありません・・・・

・・・・中略・・・・
日本に帰ってきて、日本一のバーテンダーのもとで、修行を始めました。
本気で、僕の抜けていた基礎を1から学びました。
そんななか、カクテルの材料でもあり、日本人が一番飲んでいるアルコールが気になりました。


そのときは、以前とは違い、色々なお酒も飲んで勉強し、ある程度の知識と味覚もありました。もちろんビールも結構好きになっていました。
ビール
成人で、お酒の飲める方なら、必ずと言ってもいいぐらい、一度は飲んだ事のある酒、そして、日本人がもっとも親しんでいるお酒
・・・だって、「とりあえず、ビール」
なんて少しかわった言葉が全国共通語として存在するぐらい。
しかしながら、このビール。
本当は凄いお酒だった事に気付かされます。
ビールの事をもっと詳しく、勉強しようとしたときに、1冊の本に出会います。
今では友人であり、師であり、仲間でもある、藤原ヒロユキ氏のビアマニア
http://www.tsutaya.co.jp/item/book/view_b_40154768.html
この本から、ビールへの期待と興味の泡があふれ出ていました。
読み終える頃には、さらなる興味が沸き、ビールの事がもっと知りたくなり、巻末にあった日本地ビール協会へ早速コンタクトをとりました。
・・・・長いので中略・・・・

ビアテイスター
ビアジャッジ
醸造学セミナー
リアルエールセミナー
ビアコーディネーター
様々なセミナーを受け、資格認定試験、コンペティション、ビアフェスティバル、色々な場面でボランティアをしているうちに、ビールはすでに、僕の生活の一部へと変わっていました。
そんななか、忘れもしない、ビアフェスティバルin大阪
僕の人生を左右する、出会いがありました。
ヤッホーブルーイング 石井敏之氏です。
http://www.yonasato.com/
いつもなら、協会ブースなどで、ビールのディスペンスや説明などを担当していましたが、そのときは違いました。
ヤッホーブルーイングのスタッフが1人欠員しているので、手伝ってくれないかとの要請。
僕は喜んで引き受け、ヤッホーブルーイングブースへ、
そこで、黙々とハンドポンプを引いていたのが、ヤッホーブルーイングのヘッドブリューワーであり、COOである石井さんでした。
丸一日、石井さんと色々な話をしながらお手伝いをしました。
リアルエールの事、アメリカのマイクロブリューワリーの事、今後のヤッホーブリューイングの事、
そんな話のなかで・・・
僕 「石井さん、決めました!! 僕は沖縄で、Cocktaill Barを経営しようと思っていましたが、Beer Pubを経営し、沖縄のみんなに石井さんが造ったよなよなリアルエールを飲んでもらいたいです。」
石井さん 「いつぐらいにやるの?」
僕「5年以内にはオープンしたいと思っています。」
石井さん 「そのぐらいだったら、まだ日本にいると思うからいいよ」
僕 「ありがとうございます。それじゃあ、その時は宜しくお願いします。」
・・・口約束・・・
それからとの僕は、約束のBeer Bar オープンに向けて行動を開始します。
・・・・ほんとに長いので・・中略・・・

・・・そして、約4年・・・・
ここ、沖縄県北谷町に自分の夢だった、



しかし・・
残念な事にオープン当初のアイズには、よなよなリアルエールはありませんでした

・・・口約束・・・
僕が一生懸命準備をしていとき、ヤッホーブルーイングも躍進して行きました。同時に、品質管理の徹底化や、差別抜きのこだわり。
地ビール、しかもリアルエールを空輸で沖縄まで送るルートは勿論、はたして、デリケートなリアルエールが沖縄までの長旅に耐えられるか? そして、トラブルがあった時に即座に対応出来るのか??
それらの、観点から、よなよなリアルエールの沖縄進出は見送られました・・・
・・・相当ショックでした・・・

しかし、僕も諦めずに、ハンドポンプを知人にお願いして購入。独学で、ハンドポンプの構造とメンテナンスを習得。ハンドポンプを設置する為の台座、及びシリンダーを空冷する為の冷蔵庫の改造の設計図を自分で書いたり。出来る事は自分で、願いしなければいけないことはお願いして。
いつでもよなよなリアルエールをアイズに迎え入れられるように。
その時です。
石井さんから連絡がありました。
石井さん 「来週、相澤(僕の旧姓)のPub見に沖縄に行くから、」
・・・・
内地で、ヤッホーブルーイングの小泉さんや、うしとらのお二人さん達が、石井さんに色々進言してくていたようでした。
彼らには本当に本当に感謝しています

・・・そして石井さんが、沖縄にやってきました

お店に入ってそうそう、ハンドポンプの設置状況の確認をされました。
そして・・・
石井さん「ここまで、見事にハンドポンプを組み付けているところは、今まで見たことがない。ここまで、やってくれているのなら、俺のよなよなリアルエール、相澤に託す」
その言葉を聴いた途端に、目頭が熱くなりました。奥さんは完全に泣いてました。・・・僕も泣いてたと思います

しかし、まだ輸送のリスクが解決した訳ではなく、
石井さん 「先ずは2樽送るから味見をしてみてくれ、流通テストをしてから、販売するかしないか決めよう。」
僕 「もしも、流通で、本来のよなよなリアルエールの味わいが損なわれるようでしたら、そのときは、僕もよなよなリアルエールは諦めます。」
だって、石井さんの魂のこもったよなよなリアルエール、本来の美味さで味わえないのであれば、造り手の石井さんには勿論の事、なによりも、よなよなリアルエール期待して楽しみにくれている。お客様に失礼だから。
・・テストの結果・・

言わずともね



よなよなリアルエールはいかがですか

Posted by I's Public Ale House at 18:16
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